Translate

2014年11月21日金曜日

特別意識

実は昔から、自分というものに対して「特別意識」を持っていました。
これは全ての人に当て嵌ることだと思いますが、自分は特別だ、と
どこかで信じている自我のなせる技らしいのですが。。

そういっただけでなく、どこかで「根拠のない自信」が私を支えていたのは、
昔から芸術関係に優れていて、絵や音楽、勉強も努力せずに、
かなりよく出来たほうだったのです。

そのぶん、身体が弱く、幼い頃からかなりしんどい辛い思いをしました。
そういった孤独感が、孤高感に置き換わり、自分は人とはかなり違う、
それもレベルを超えて違う、と感じて生きてきました。

そして成人して、いままでの人生では、それほど大成はしなかったものの、
普通の人よりは面白い経験がたくさんできたほうだと思います。

そんな自分の「特別意識」が完全に壊れることになったのは、
昨年4月のことです。
2010年から、3年間、私の人生においてかなりハードな苦しい時期を過ごしたのです。
そして身体が先に根を上げて壊れて、もう死ぬんじゃないか、というくらい
衰弱して、弱ってしまいました。
そのおかげで、仕事を辞め、自分の時間がたくさん増えてきたある日です。
それでもまだどこかで「特別意識」がありました。

自分が望む仕事のチャンスが来たので、面接を受けた後、
春の道を歩いていると、てんとう虫が私の前を横切りました。
ああ、これはグッドサイン✩だ、と直感しました。
そうやって自分の特別感をずっと感じていたのです。
ところが、グッドサインでもなんでもなく、
私は自分の望んでいた仕事に就けませんでした。

かなり落ち込みました。
仕事もなく、愛する人もなく、なんにもない自分がいました。
そこでスポっと一種、何かが抜けました。

ああ、わたし、普通の人なんだ、と。
それでいいんだ、と心から納得できたのです。

その後に、エックハルトトールのYoutubeに出会いました。
実は10年前に彼の本を読んでいましたが、その時はわからなかったことが
昨年は実感できるほど心から理解できたのです。

そこから、特別な私は消え、ただの私、になりました。
ただの人、ただの命、というふうに今ではまたかなり意識もシフトしましたが、
そこから、怒涛のごとく、自分の求める世界が開けていけた気がします。

昨夏には、雲黒斎さんから、阿部さんを知ることになります。
昨秋、阿部さんの講演会に初めて行き、フルフィルメント瞑想と出会います。
自分の筋書き通りでしょう。


クリックありがとうございます。 

0 件のコメント:

コメントを投稿